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2014年12月30日火曜日

Fall In Love With The World - United Progressive Fraternity 2014


先生とジョン・アンダーソンがゲストで参加していますが、どの曲に参加しているのかはクレジットがないので正確にはわかりません。ジョン・アンダーソンは簡単にわかるのですが、先生はおそらく、6曲目の20分を超える大作の途中にアコースティック・ギターのパートがあり、そこじゃないかなという感じでした。作品としては、良くも悪くも音楽的にクセがなく、スケールの大きさも感じさせるのですが、個人的な感想としては、残念ながら、トータル68分もの間リスナーを惹き付けるだけの魅力、個性を感じることができず、正直、集中して聞き続けているのが結構つらかったです。CD時代になってから、70分前後のアルバムが当たり前のようになってきていますが、アナログ盤でいくと2枚組にも相当するものであり、しかもリスナーに一気に聞かせることになるため、曲作りはかなりの難易度が要求されると思います。それに答えられるのはほんの一握りの人たちだけなのではないでしょうか。その点、LPは片面だいたい20〜30分で、リスナーが集中できるちょうどよい長さで一区切りできるので、非常に良く出来ていたと思います。LP片面を聞き終えた後の一瞬の静けさと、プツッという針が持ち上がる音、そして、深いため息。懐かしいですね。このアルバムもアナログ盤で聞けばまた違った印象だったかもしれません。





2014年12月21日日曜日

New World - Dave Kerzner 2014


1. Stranded(part 1-5) *
 Part 1 - Isolation
 Part 2 - Delirium
 Part 3 - March Of The Machines
 Part 4 - Source Submarine
 Part 5 - The Darkness
2. Into the Sun
3. The Lie
4. Under Control
5. Crossing Of Fates
6. My Old Friend
7. Ocean of Stars
8. Solitude
9. Nothing
10. New World
11. Redemption(Stranded part 6-10) *
 Part 6 - The Oasis
 Part 7 - Resilience
 Part 8 - High On The Dunes
 Part 9 - Mirage Of The Machines
 Part 10 - To The Light

* Steve Hackett on guitar

Genesis Revisited IIやSimon Collinsのソロにも参加していたDave Kerznerのこのアルバムはアナログ盤だと2枚組にも相当する大作ですが、近年の作品の中では非常に好感のもてる力作だと思います。全体にボーカルやコーラスにちょっとフロイドっぽいところがありますが、プログレのいいところをうまく昇華させていて、一聴の価値がありますよ。よくありがちなシンフォプログレになっていないところがいいです。この人が出ているデジタルキーボードのサウンドサンプルのプロモビデオとかをみていると、プログレファンをニヤニヤさせてくれるようなフレーズをさりげなく引いたりして、ツボを心得ていますね。アルバムは通常盤の他、2枚組と3枚組盤があるので、お金に余裕のある人はいっちゃってみてもいいんじゃないでしょうか。先生はPart 1からPart 11まである組曲形式の大作を途中で分割した1曲目と11曲目に参加していますが、もう、ハケット節全開のソロを展開しています。この他、Francis Dunnery, Keith Emerson, Simon Phillips, Nick D'Virgilio, Billy Sherwoodといったプログレファンならだれでも知っているようなゲストが作品に彩りを加えています。

Dave Kerzner, whose name you can see on Genesis Revisited II, and Simon Collins' U-Catastroph, Steven Wilson's Grace For Drowning, released his great solo work. It has some hint of Pink Floyd, but also shows a lot of attractive passages throughout the album. Worth a Listen.
Steve  plays on 1 and 11th track which is a separated long suite and Francis Dunnery, Keith Emerson, Simon Phillips, Nick D'Virgilio, Billy Sherwood and many guest players are listed. This album also has 2CD deluxe edition and  Limited 3CD edition and you can order from his facebook.




2014年12月18日木曜日

 Forward - Djabe 2014


1. Forward
2. Lava Lamp*
3. Hang Out
4. Twin Pines
5. Mr. East
6. New Words*
7. Life Sprit
    Deep in the Woods
    Out of the Woods
    I'm back again
8. Wind Tale*
9. My Day

*Steve Hackett on guitar

Djabeというのも実に活動歴の長いバンドで、彼らのホームページでみても、これがいったい何作目なのかもよくわかりませんが、本作でもバルカン半島のエスニックフレイバーを隠し味にしたジャズロックという基本路線に大きな変更はありません。今回先生は、2、6、8曲目の3曲に参加していますが、いずれもElctric Guitarによるソロを展開しています。マウロパガー二やアレアをちょっと思い起こさせるジャズロックの2曲目では、他にそれらしいパートがないので、おそらく終盤近くのソロがそうなのだと思いますが、ほんとうにそうなのか確信がもてないほど、先生としては異色のソロなのではないかと思います。ある意味こういう別の顔みたいなのがみれるのが、ゲスト参加作品の魅力ですね。Simon CollinsのU-Catastrophとならんで好きなところだなぁ、ここは。

Steve plays the electric guitar for track 2, 6 and 8.  In track 2, which reminds me of Mauro Pagani or Area, I think probably Steve is playing in the last section but it is very technical solo and exceptional as his style, so I'm not confident that it is really his solo. However it shows another aspect of Steve Hackett, and as the guest performance it is one of my most favorite passage as well as the one in Simon Collins' "U-Catastroph".




2014年12月7日日曜日

Live At The Royal Albert Hall 2014


文字通りとどまるところを知らぬGenesis Revisited Tour、ついにまる2年になりますね。ライブも確実にグレードアップし続けており、その進化の過程を伝えるのがVol.2ともいえるこのアルバムということになります。アルバムにはスタンダード・エディションとアートブック・エディションの2種類がありますが、ここは当然アートブック・エディションを選択です。HackettSongsでプリオーダーして買ったのですが、結局Amazonで買うよりも2000円以上高くなってしまいました。これは先生のサイン分ってことですかね。
さて、このアートブック・エディションのBlu-rayですが、DVDと比べて映像がはるかにきれいです。また、オーディオはDVDがドルビー・サラウンドなのに対して、Blu-rayがDTS-HDマスターオーディオとなっており、聴き比べてみると、Blu-rayの方が、中低域がより強くでていてDVDと若干印象が異なります。このあたりはマスターが同じなのに、不思議ですね。
また、もうひとつ注意すべき点があって、オーディオは5.1ということになっていたはずなのですが、実際にはセンターチャネルに音がはいっていません。Blu-rayのオーディオセットアップのメニューにも4.1 Surroundと書かれていて、HackettSongsに聞いたら、DVDも同じで、間違いではないそうです。それでは5.1はいったいどこに?とつっこもうかと思いましたが、何かと取り替えてもらえるわけでもなさそうなのでやめときました。
ちなみにボーナスは、バックステージと、先生の全スタジオアルバムのインタビューとなっています。1stと3rdのマルチトラックマスターはやはりまだ見つかっていないようですね。

Genesis Revisited Tour has been continued almost 2 years and their performance has been growing powerful and powerful. We can listen to the next stage of the Genesis Revisited Tour from this "Vol.2" of Genesis Revisited live album. This live album has standard edition which consists of 2CD+1DVD and Artbook edition which has plus Blu-ray and bonus DVD.
The video resolution of the Blu-ray is higher than the DVD one so you can easily notice that it is more clear.  The audio of Blu-ray is DTS-HD Master Audio although the DVD is Dolby Surround and it sounds a bit stronger in Low-Middle range compared to DVD.
Another thing that should be pointed out is that the audio of this album announced as 5.1ch surround does have no sound in center channel.  Blu-ray's audio setup menu shows 4.1 surround and I asked Hackettsongs about DVD and the answer is Blu-ray and DVD is exacly the same mix. So this is 4.1ch surround, not 5.1ch.




2014年11月30日日曜日

  Sum Of The Parts 2014


久々の更新です。
Twitterで"Genesis Reunion?"というような目を疑うようなタイトルのtweetを見て飛び上がりそうになったのは夏頃だったと思います。実はBBCのテレビ番組の話だったわけですが、放送後に、一部にハケット先生の扱いが酷いとか、先生の残念なコメントがfacebookに掲載されたりとか、そういう情報があったりしたわけですが、それでも、5人がそろっているところをDVD/Blu-rayで見れることを心待ちにしていたわけですよ。自分の目でみるまでは、あまり深刻にうけとめていなかったというか。
でもね〜、やっぱり、これはないな。ハケット先生なんでなかなか出てこないの?って思ってるところに、なんだかよくわからない、DJだの、コメディアンだの、作家だのが繰り返しでてきて、 特に、あのアートエディターとかいう、まだどうみても5人時代には生まれてもいないよな、って感じのセレブっぽい女が、「ジェネシスはクールじゃない」から始まって、あたかもバンドとロックシーンをずっと見てきました、みたいな感じで語っているのが、何度もでてきて、そのたびにイラっとさせられるわけですよ、だれだよ、こいつ? しかも、薄ら笑いなんかうかべてるし、みたいな。ホント、マジやめて欲しかった。
5人のトークのところとかも意図的に外してるの?って感じだし(最初、本当にいないのかと思った)、脱退時の話の時も、なんか微妙というかきまずい空気を醸し出してるところが使われてて、今でもそうなんですかね?って感じだし、この調子だとソロは無視って話もホントなんだなって、思ってたら、やっぱりか、って感じで、本当にいったいどういうつもりなんだか。
でも、まあ、いろいろ面白い話もあって、それなりに楽しんではいるんですけどね。

Contents

The Peter Gabriel Years
Forming The Band
Ant Leaves And Phil And Steve Join
New Costumes - The Fox's Head
New Worlds - The Challenge Of America
"The Lamb Lies Down On Broadway"

The Phil Collins Years
 Finding A New Voice
Steve Leaves And Punk Arrives
Then There Were Three
On The Road

Together And Apart
Peter Gabriel
Phil Collins
The MTV Effect
Tony Banks And Mike Rutherford
A Studio Of Their Own
Together Again

Bonus Interviews

Phil Collins On Costumes
Phil Collins On The Future
Mike Rutherford On America And "The Lamb"
Mike Rutherford On The Double Neck Guitar
 Mike Rutherford On Phil The Writer
Tony Banks On The Loss Of Anthony Phillips
Tony Banks On Peter And Phil
Tony Banks On His Classical Work
Peter Gabriel On His Teenage Years

Extra Bonus Interviews for Japanese Edition Only
Mike Rutherford On The Early Years
Mike Rutherford On "Supper's Ready"
Phil Collins On Song Writing
Phil Collins On Establishing Himself As The New Singer
Tony Banks On The Early Sound
Tony Banks On His Orchestral Work
Peter Gabriel On Dressing Up
Peter Gabriel On Working On The Lamb Lies Down On Broadway
Peter Gabriel On His Last Show With Genesis



(これ、来るものがあるでしょ。)


2014年3月10日月曜日

Yairi Guitarのこと


今日、ヤイリギターの矢入一男さんが亡くなったというニュースがありました。
初めて、Yairiの名前を知ったのは、たしか、Please Don't TouchのEquipmentだったと思います。 Racing in AからKimに続くパートがとても印象的で、そのときからヤイリの名前が忘れられなくなりました。
ご冥福をお祈りしたいと思います。

Mainichi News reported today that Kazuo Yairi of Yairi Classics died at 81. His  acoustic guitars have been loved by world famous musicians such as Paul McCartney and Carlos Santana, Crosby/Nash, Ritchie Blackmore, and
Steve Hackett was one of those who loved Yairi guitar.

I could not forget the name of Yairi since I first found Yairi Nylon listed in the equipment list of Please Don't Touch,  which has beautiful and impressive acoustic pieces Kim, Racin' in A and Hoping Love Will Last.
R.I.P.
Steve and Yairi - photo from Steve Hackett Official Website.

2014年3月2日日曜日

Recent update  - 久しぶりの更新です。


よく考えてみたら今年初めての投稿です。いろいろなことに頭が一杯であまり余裕がありませんでした。昨日、今日と雨で外に出られず、暇ができたので、ちょっと更新したいと思います。昨年、今後の予定というタイトルで先生の参加作品をまとめてみましたが、Nick MagnusとDik Cadbury関係でアップデートがありました。

まずは、Nick MagnusのN'monix。プロモビデオが公開されました(限定公開なので、しばらくしたらなくなるかもしれません)。
詳細はこちらをどうぞ。トラックリストの情報などもあります。


     
次に、Dik CadburyのWings Of Change。先生はThinkingという曲に参加しています。その他、彼がもと属していたDecameronのメンバーやPete Hicksが協力しているらしいです。3月中にダウンロードサイトで聞ける予定とのことなので、楽しみです。

Dik Cadbury’s forthcoming album: a whiff of the future

最後に、Finlay MortonのDo You Believe In GhostのシングルCDを買ってみたので、写真をアップします。ダウンロードはAmazonでもできますが、内容は一緒です。