Checking Out of London - John Hackett 2005
このアルバムの最後の曲を聴き終えた時、昔のことをふと思い出しました。ターンテーブルにレコードをのせ、アームがそっとレコードの上に落ちてから曲が始まるまでのあの時間、そして曲が終わってから「ポツッ」という音を残してアームが元の位置に戻り、深いため息をつきながら余韻にひたるあの瞬間。
ジョンはすでに何枚かアルバムをリリースしていますが、これは唯一のロックアルバムとなっています。ハケット家の血を感じさせるボーカルをメインにしたSHバンドの流れを汲むものですが、先生のリードギターを効果的に使いながら(1曲ではあのブルージーなハーモニカも飛び出します)4分ぐらいのリラックスした作風の曲が次から次へと繰り出されて、約50分のアルバムがあっという間に終わってしまいます。個人的にはビートルズやザ・フー、グラムロック風ポップとSHバンドっぽい要素の融合した"Whispers"がお気に入りですね。スティーブハケットのファンで持っていない人いないよね、ってくらい超オススメです。
思うに、この50分という時間はLP時代の1枚分の収録時間とほぼ同じで、50分くらいがリスナーにとってちょうど良い時間のような気がします。最後の曲が終わった時、あの時代に感じた余韻を思い出しました。(今でもアナログは聞くんですけどね。)
下の曲はアルバム最初の曲です。
This is the only John Hackett's rock album which is in the SH band vein. All tracks are 2-5 mins. easy and attractive songs and sung by John(which a bit reminds me of Steve) and Tony Patterson. I love "Whispers" which is combined with Steve Hackett Band and The Beatles, The Who, or Gram rock music. This album is highly recommended to Steve Hackett fans. Steve plays lead guitar on 4 tracks and bluesy harmonica on 1 track.
The embedded song below is the first track in which Steve plays the lead guitar.
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